各界の著名人から応援コメントが届いています。
インドネシアの小さな島に何年も通って作り上げたこの作品を見ていると、美しい映像から吹き出す石川監督のすさまじいエネルギーにぼくは圧倒される。
くじらの立場になり、人間の立場になり、生きること、死ぬことを考え、想い、エンドロールのアヴェ・マリアまで..途中から涙が止まりませんでした。 力強く、優しい素晴らしい映画を、梵ちゃん、ありがとうございました。
命を賭けて、手銛一本で巨大なマッコウクジラに向かってジャンプするラマファーの迫力に多くの人が心を震わすだろう。それ以上に、伝統を背負って自分たちの文化を守っていこうとする、子供たち、船大工、長老たち、女性陣。彼らの喜び、悲しみ、連帯と葛藤を十分時間をかけて描いている。二十数年の石川梵と村人たちとの関係性が滲み出ている傑作だ。
日頃のうっぷんやストレスが気泡となり、みるみる浄化していくような爽快感と深い感動に包まれた。ラマファ(銛打ち)たちとマッコウクジラとの一騎打ち。命懸けのこんな真剣勝負は見たことがない。
人間は、つくづく地球のほんの片隅に住まわせてもらっている動物の一種であることを再認識しています。地球が大家さんで、人間は「店子」。 クジラも、ツキノワグマも、キツネやアリンコたちも、すべてが大家さんの「店子」。その店子同士が生命を分け合い生きているのが「地球」。 マタギにも、アイヌにも、そのような生命の分配の助け合いがありました。 それを再発見させる「くじらびと」。コロナ禍だけに、100年ぶりに人類を問い直すすざまじい映画になっていました。 ちょっと、嫉妬するような良い出来でした。
梵さんの「海人」が好きすぎて3冊買いました。そして信じらないことに、あの圧倒的な写真集の世界は映像となって「くじらびと」に焼き付けられました。 生存を賭けた戦いに息ができなかった!
人間の多様で真摯な生き様を、これだけ生々しく感じさせてくれる作品があったろうか。ラマレラという小さなコミュニティに生きる人々を丹念に追うことによって、命の本質が見えてくる。時代を経ても、本作の価値は失われないどころか、ますます輝きを増していくに違いない
@NatsukiYasuda / @dialogue4ppl 自然と人間が同じ場をどう分かち合って生きていけるのか……東日本大震災後の取材から考え続けてきた。けれどもこの映画は、人間もまた、壮大な自然の一部なのだと教えてくれる。時に牙をむく海の厳しさ、命を育む恵みの豊かさ、人々の畏怖の念の深さ、その全てが凝縮された圧巻の作品。
心から喜び、深く悲しみ、全身全霊で畏怖しながら生きる。シンプルな営みに釘付けになる。自信を取り戻す為の時間は誰からも邪魔されず、淡々と向かう姿に自由を思う…そういえばどうやって撮ったんだろと甦る映像、観ている時は夢中で思考を巡らす暇などなかったのかと後に思う。力強い、そして儚い。
ひきこまれた。魂のこもった美しい映像と選ばれた言葉で紡がれていく鯨で暮らす村の人々の物語。ここ数年、ドキュメンタリーの秀作が続々と発表されているが、「くじらびと」はその中でも全ての面で群を抜いている超一級の映像作品だと思う。スクリーンの前で僕達は映画の魔法に酔うことができる。
視る側ではなく、撮る側でもなく、クジラを追って海へ漕ぎ出していく側になりたい。生まれた場所の海を、受け入れて、向き合って、生きる人は本当にかっこういい。
南の島の小さな村で営まれる鯨漁。本作は、ただその営みを追いかけただけなのに、共同体の原点を見出すことができるのだ。経済、信仰、社会福祉など、先進国に生きているはずの我々の抱えている問題とリンクして、本質的な課題をも浮き彫りにしてくれる。
捕鯨は世界的にみても、大問題な殺しである。 映画『くじらびと』は殺す側の人々の視点と殺される側の鯨の視点の両方を映像におさめた稀有な作品である。マッコウ鯨の眼から流れた涙を私は忘れない。
手持ちカメラの臨場感溢れる映像とドローンによる絵画のような俯瞰図が織りなす至高の密着ドキュメンタリー。 クジラと共に生きる人々の生々しく神々しいその生き様はどこか現実味の欠けた現在をゆく私たちの、内なる「生命」を激しく揺さぶる。
槍一本で鯨を仕留める。 「命がけ」の意味をみぞおち深くまで感じた。 そこにはいつも透き通る海 悲しいほど物言う鯨の目 鯨人の顔は皆、前人未踏の景色を見た者だけが知る、すさまじさの先の何かが宿っているのだった。
鯨か人間、どちらかが本当に死ぬかもしれないのに、その激闘を体感してわたしは大興奮してしまった。死ぬものか!と全力で抵抗する鯨の体当たりは、日々、なにかの命を奪って人間は生きながらえているという当たり前の事実を、劇場という異次元の空間で、わたしの心身に刻み付けた。真の怪獣映画だ。
この作品の映像はとても美しい。そして最後の老人の言葉がまた美しい。 それはインドネシアの小さな島に住んでいても、大都会に住んでいても、人間が生きていく上で共通する言葉である。僕も『感謝』を忘れずに生きていこうと思いました!ニャー
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著名人から応援コメント
各界の著名人から応援コメントが届いています。
山田洋次氏(映画監督)
インドネシアの小さな島に何年も通って作り上げたこの作品を見ていると、美しい映像から吹き出す石川監督のすさまじいエネルギーにぼくは圧倒される。
倍賞千恵子氏(俳優)
くじらの立場になり、人間の立場になり、生きること、死ぬことを考え、想い、エンドロールのアヴェ・マリアまで..途中から涙が止まりませんでした。
力強く、優しい素晴らしい映画を、梵ちゃん、ありがとうございました。
関野吉晴氏(探検家・人類学者)
命を賭けて、手銛一本で巨大なマッコウクジラに向かってジャンプするラマファーの迫力に多くの人が心を震わすだろう。それ以上に、伝統を背負って自分たちの文化を守っていこうとする、子供たち、船大工、長老たち、女性陣。彼らの喜び、悲しみ、連帯と葛藤を十分時間をかけて描いている。二十数年の石川梵と村人たちとの関係性が滲み出ている傑作だ。
中村征夫氏(水中写真家)
日頃のうっぷんやストレスが気泡となり、みるみる浄化していくような爽快感と深い感動に包まれた。ラマファ(銛打ち)たちとマッコウクジラとの一騎打ち。命懸けのこんな真剣勝負は見たことがない。
宮崎学氏(動物写真家)
人間は、つくづく地球のほんの片隅に住まわせてもらっている動物の一種であることを再認識しています。地球が大家さんで、人間は「店子」。 クジラも、ツキノワグマも、キツネやアリンコたちも、すべてが大家さんの「店子」。その店子同士が生命を分け合い生きているのが「地球」。 マタギにも、アイヌにも、そのような生命の分配の助け合いがありました。 それを再発見させる「くじらびと」。コロナ禍だけに、100年ぶりに人類を問い直すすざまじい映画になっていました。 ちょっと、嫉妬するような良い出来でした。
髙橋ツトム氏(漫画家)
梵さんの「海人」が好きすぎて3冊買いました。そして信じらないことに、あの圧倒的な写真集の世界は映像となって「くじらびと」に焼き付けられました。
生存を賭けた戦いに息ができなかった!
石川直樹氏(写真家)
人間の多様で真摯な生き様を、これだけ生々しく感じさせてくれる作品があったろうか。ラマレラという小さなコミュニティに生きる人々を丹念に追うことによって、命の本質が見えてくる。時代を経ても、本作の価値は失われないどころか、ますます輝きを増していくに違いない
安田菜津紀氏(NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
@NatsukiYasuda / @dialogue4ppl
自然と人間が同じ場をどう分かち合って生きていけるのか……東日本大震災後の取材から考え続けてきた。けれどもこの映画は、人間もまた、壮大な自然の一部なのだと教えてくれる。時に牙をむく海の厳しさ、命を育む恵みの豊かさ、人々の畏怖の念の深さ、その全てが凝縮された圧巻の作品。
永作博美氏(俳優)
心から喜び、深く悲しみ、全身全霊で畏怖しながら生きる。シンプルな営みに釘付けになる。自信を取り戻す為の時間は誰からも邪魔されず、淡々と向かう姿に自由を思う…そういえばどうやって撮ったんだろと甦る映像、観ている時は夢中で思考を巡らす暇などなかったのかと後に思う。力強い、そして儚い。
立川直樹氏(プロデューサー/ディレクター)
ひきこまれた。魂のこもった美しい映像と選ばれた言葉で紡がれていく鯨で暮らす村の人々の物語。ここ数年、ドキュメンタリーの秀作が続々と発表されているが、「くじらびと」はその中でも全ての面で群を抜いている超一級の映像作品だと思う。スクリーンの前で僕達は映画の魔法に酔うことができる。
服部文祥氏(登山家・作家)
視る側ではなく、撮る側でもなく、クジラを追って海へ漕ぎ出していく側になりたい。生まれた場所の海を、受け入れて、向き合って、生きる人は本当にかっこういい。
丸山ゴンザレス氏(ジャーナリスト)
南の島の小さな村で営まれる鯨漁。本作は、ただその営みを追いかけただけなのに、共同体の原点を見出すことができるのだ。経済、信仰、社会福祉など、先進国に生きているはずの我々の抱えている問題とリンクして、本質的な課題をも浮き彫りにしてくれる。
北村道子氏(スタイリスト)
捕鯨は世界的にみても、大問題な殺しである。
映画『くじらびと』は殺す側の人々の視点と殺される側の鯨の視点の両方を映像におさめた稀有な作品である。マッコウ鯨の眼から流れた涙を私は忘れない。
ヨシダナギ氏(フォトグラファー)
手持ちカメラの臨場感溢れる映像とドローンによる絵画のような俯瞰図が織りなす至高の密着ドキュメンタリー。
クジラと共に生きる人々の生々しく神々しいその生き様はどこか現実味の欠けた現在をゆく私たちの、内なる「生命」を激しく揺さぶる。
戸田菜穂氏(女優)
槍一本で鯨を仕留める。
「命がけ」の意味をみぞおち深くまで感じた。
そこにはいつも透き通る海
悲しいほど物言う鯨の目
鯨人の顔は皆、前人未踏の景色を見た者だけが知る、すさまじさの先の何かが宿っているのだった。
吉開菜央氏(映画作家・ダンサー)
鯨か人間、どちらかが本当に死ぬかもしれないのに、その激闘を体感してわたしは大興奮してしまった。死ぬものか!と全力で抵抗する鯨の体当たりは、日々、なにかの命を奪って人間は生きながらえているという当たり前の事実を、劇場という異次元の空間で、わたしの心身に刻み付けた。真の怪獣映画だ。
猫ひろし氏(お笑い芸人 ランニャー)
この作品の映像はとても美しい。そして最後の老人の言葉がまた美しい。
それはインドネシアの小さな島に住んでいても、大都会に住んでいても、人間が生きていく上で共通する言葉である。僕も『感謝』を忘れずに生きていこうと思いました!ニャー